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まず最初にハムは室温(21℃位)でお召し上がりになる事をお勧めします。
この温度が一番自然に脂部分が輝きます。あまり冷やし過ぎてしまうと不透明なくすんだ脂に
なってしまうのです。普段、デリカテッセンでは、ボンレスタイプの生ハムをスライサーでス
ライスして販売していますが、本当はナイフでカットすることが一番良いとされています。
手作業での伝統的なカッティングのプレゼンテーションとは違い、スライサーでは生ハムの表
面とスライサーの摩擦によって熱が生じ、脂の旨みや特性、香りを損ってしまう可能性があり
ます。いずれにしても、ナイフによるカッティングは高品質の生ハムを味わう為に最適である
ことは言うまでもありません。
正しい知識さえあれば、カッティングはとても簡単な作業です。以下の注意点に沿って安全に
行ってください。
≪注意点≫ |
A. シャープナー (“Chaira”) B. “Jamonero” ナイフ C. “Jamonero” a. 布巾 b. 小さいナイフ類 |
:ナイフを手早く・簡単に・安全に砥ぐことが出来ます。 :ハムカッティング用特別ナイフ。鋭く、刃身が長く、細身でしなやかなので、カットする部分の形に沿って薄く正確にスライスできます。 :足や肩部分の肉を、カットに適切な位置にしっかりと支えるホルダーです。 :切り終わった後にハムを覆います。 :小さく鋭い刃は、角度のある部分でも正確にカットすることが出来ます。 |
部分名: |
a “Maza” b “Contramaza” c “Punta” d “Codillo” |
ホルダーは負担のない楽な姿勢で切れる位置に置きます。1日〜2日の短期間でハムを使い切る場合は、”maza”と呼ばれる(a)の部分からカットすることをお薦めします。写真のように、蹄部分を上に向けてセットします。 2日以上かけて使い切る場合は、”contramaza”(b)の部分からカットした方がいいでしょう。この場合、蹄部分が下になるようにハムをセットします。 |
生ハムをカットするには、切る部分に被っている皮を剥き、肉の部分が見えるまで余分な脂肪部分と共に取り除くことが必要です。 生ハムの外側には、乾燥・熟成期間に自然発生した滲出液とカビを多く含んでいます。カットする部分からそれらを取り除くことで、嫌な匂いを防ぐ事が出来ます。 1日で使い切る場合は皮を全て剥いてしまって構いません。そうでない場合は、使用する部分のみ剥いて下さい。 |
生ハムはほとんど透ける位に薄くスライスします。 長さは6〜7cm位までがいいでしょう。 皮と外側の脂部分を取り除きながら、切り進んで下さい。 “Jamonero” ナイフをゆっくり左右に動かしながらあまり力を入れずに切り進むと滑らかにスライスすることが出来ます。 カットは常に蹄とは逆方向に水平にし、でこぼこのない平らな表面にしておきます。 ジューシーな”maza”部分(a)をカットする際は、”punta”(c)部分と、”codillo”(d)部分のスライスを混ぜてご提供することをお薦めします。 骨、または “punta”(c)部分に達した時には、後でカットしやすいように、先に骨の周りをカットしておきます。 骨に近い部分はスライスにはカットしません。 小片にカットし、スープやシチューの具材としてご使用下さい。 |
主要部分に肉がなくなったら、蹄部分が下を向くように生ハムをひっくり返します。 |
ハモンやパレタは特別な保存条件はありませんが、涼しく乾燥した場所(10〜15℃程度)に置く必要があります。吊り下げておくか、ホルダーに乗せておくと良いでしょう。 |